SharePointとOneDrive、どっちが大人数向け?
Part3 情報共有編
出典:日経NETWORK 2016年4月号
pp.49-50 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
【Q25】SharePointとOneDrive、どっちが大人数向け?
A.共同作業で使うならSharePoint
Office 365では、SharePoint OnlineとOneDrive for Businessの二つのクラウドストレージを利用できる(図3-2 )。どちらも、複数のユーザーがファイル共有する用途に使える。では、大人数でファイルを共有するような場合は、どちらを使うとよいだろうか。お薦めはSharePointだ。
図3-2●Office 365のOneDriveとSharePointの使い勝手のイメージ
どちらもOffice 365のSharePoint Onlineで提供される共有可能なディスクスペース。ただし、複数人でOneDriveのファイルを共有するときは、すべてのユーザーがどのユーザーのフォルダーに保存されたファイルかを知っておく必要がある。
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SharePointは、メンバーで共有するフォルダーをあらかじめ作っておけば、メンバーの1人がここにファイルを保存するだけで、他のメンバーがすぐに確認できる。
一方のOneDriveは、各ユーザーのディスクスペースの延長として使う。保存したファイルはそのユーザーしか通常はアクセスできない。フォルダーやファイルごとにアクセス権限を設定したり、アクセスするためのURLを作成して通知したりといった作業をして初めて共有できる。各ユーザーはどのファイルがどのユーザーのフォルダーに入っているかを把握する必要がある。
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