【Q25】SharePointとOneDrive、どっちが大人数向け?

A.共同作業で使うならSharePoint

 Office 365では、SharePoint OnlineとOneDrive for Businessの二つのクラウドストレージを利用できる(図3-2)。どちらも、複数のユーザーがファイル共有する用途に使える。では、大人数でファイルを共有するような場合は、どちらを使うとよいだろうか。お薦めはSharePointだ。

図3-2●Office 365のOneDriveとSharePointの使い勝手のイメージ
図3-2●Office 365のOneDriveとSharePointの使い勝手のイメージ
どちらもOffice 365のSharePoint Onlineで提供される共有可能なディスクスペース。ただし、複数人でOneDriveのファイルを共有するときは、すべてのユーザーがどのユーザーのフォルダーに保存されたファイルかを知っておく必要がある。
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 SharePointは、メンバーで共有するフォルダーをあらかじめ作っておけば、メンバーの1人がここにファイルを保存するだけで、他のメンバーがすぐに確認できる。

 一方のOneDriveは、各ユーザーのディスクスペースの延長として使う。保存したファイルはそのユーザーしか通常はアクセスできない。フォルダーやファイルごとにアクセス権限を設定したり、アクセスするためのURLを作成して通知したりといった作業をして初めて共有できる。各ユーザーはどのファイルがどのユーザーのフォルダーに入っているかを把握する必要がある。

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