Excelで作成したグラフをPowerPointのスライドに貼り付けてプレゼンテーションを作成する際、グラフの数が多かったり定期的に作成したりするなら、VBAで自動化するとよいでしょう。
図1の左のように、Excelの1 ~3 枚目のワークシートに、3店舗ぶんのグラフがあらかじめ作成してあるとします。Subプロシージャ「グラフ貼り付け」を実行すると、PowerPoint「報告書.pptx」のスライド2~4にグラフがそれぞれ貼り付けられます。報告書.pptxは最初、ひな形となるスライドが1枚のみの状態であり、グラフ貼り付け時に複製されます。報告書.pptxはExcelと同じフォルダーにあるとし、Subプロシージャ「グラフ貼り付け」実行時には閉じているとします。
さらにグラフ貼り付けとあわせて、各スライドのタイトル部分にあるテキストボックスに、各グラフのワークシート名を追加します。ひな形のスライドのテキストボックスには「店舗:」と最初から入れてあります。そのため、例えばワークシート「新橋店」なら、スライドのテキストボックスは「店舗:新橋店」となります。