マルチディスプレイのメリットは、今まで紹介してきた通りだ。ただ、個人に割り当てられている机や作業スペースが狭い場合、一般的な20~24型のディスプレイを追加で置くのは難しい。また、出張先のホテルなど一時的な出先に大きな外付けの液晶ディスプレイを持ち込むのも骨が折れる。

 こんな場合は、小型で持ち歩きしやすい「モバイルディスプレイ」の導入を考えてみよう。今回はこのモバイルディスプレイに注目し、各製品のトレンドや便利な使い方を紹介する。

パネルサイズが小さくて携帯しやすい

 モバイルディスプレイとは、文字通りコンパクトで携帯性に優れるディスプレイのことだ。一般的なディスプレイは、液晶パネルのサイズが20~23型以上と大きく、スタンド部分も含めると机の上にそれなりの設置面積が必要になる。

 一方、モバイルディスプレイのパネルサイズは、小さい製品なら7~8型、大きな製品でも15型前後。重さは500gから1kg前後といったところだ。大半のノートPCよりは小さくて軽く、出張用のバッグにも余裕で収納できる。PCのUSBポート経由で給電できるタイプが主流なので、ACアダプターを持ち歩く必要もない。

センチュリーのモバイルディスプレイ「plus one (LCD-8000U2B)」。8型で解像度は800×600ドット。USB 2.0で接続する。直販価格は1万9224円(税込み)
センチュリーのモバイルディスプレイ「plus one (LCD-8000U2B)」。8型で解像度は800×600ドット。USB 2.0で接続する。直販価格は1万9224円(税込み)
(撮影:スタジオキャスパー)
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plus one (LCD-8000U2B)を接続したところ
plus one (LCD-8000U2B)を接続したところ
(撮影:スタジオキャスパー)
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これは比較のためにWebページを表示しているが、全画面表示でSNSを見たり、ガジェット系アプリを配置するなどに向いている
これは比較のためにWebページを表示しているが、全画面表示でSNSを見たり、ガジェット系アプリを配置するなどに向いている
(撮影:スタジオキャスパー)
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