ウエアラブル端末で注目を集めるのが、腕時計型の「スマートウオッチ」だ。その外観はまさに腕時計そのものだが、本体にOSを搭載した立派なコンピューターデバイスだ。対応するスマートフォンとワイヤレスで連携できるのが特徴である。さらに、アプリをインストールすれば、さまざまな機能の追加も可能。表示ディスプレイは、タッチ操作や音声操作に対応している(図1図3)。

●豊富なデザイン
●豊富なデザイン
図1 腕時計型端末の多くは、デジタル形式、アナログ形式など、好きなデザインを選んで適用できる。また、バンド素材やカラーを選べる機種もある
[画像のクリックで拡大表示]
●スマホと連携、アプリを活用
●スマホと連携、アプリを活用
図2 スマホと連携すれば、届いた通知などを腕時計型端末で見られる。また、多数のアプリが搭載されており、スマホのように豊富な機能を使える
[画像のクリックで拡大表示]
●小さな画面でも直感的な操作
●小さな画面でも直感的な操作
図3 腕時計型端末の画面は小さいので、操作しづらそうな印象を受ける人も多い。しかし、タッチ操作や音声操作などにより、直感的な使い方が可能になっている

 時刻表示に加え、カメラ搭載機種では単独で写真や動画を撮影できる。また、GPS、加速度、心拍数、ジャイロなど、各種センサーを搭載している機種が多く、フィットネスデータや健康状態を測定することもできる(図4)。スマートフォンにメールや電話が着信したら、スマートウオッチにその旨通知。機種によってはスマートフォンを使うことなく、そのままウオッチから返信や通話ができる機種もある(図5)。

●フィットネスのお供など、健康管理に役立つ
●フィットネスのお供など、健康管理に役立つ
図4 GPS、加速度センサー、心拍計、ジャイロスコープなどを搭載している機種が多い。ジョギングやサイクリングのトラッキング、歩数や心拍数の計測などもでき、フィットネスのお供として活用できる
[画像のクリックで拡大表示]
●通話もできる
●通話もできる
図5 対応するスマホへの電話の着信を腕時計型端末で受けて、トランシーバーのように通話できる機種もある。SF映画で見たような光景が、まさに現実になっている
[画像のクリックで拡大表示]

 スマートウオッチはスマートフォンと連携することでその実力をフルに発揮する。ただし、連携できるスマートフォンは、搭載OSによって変わってくるのが一般的だ。例えばApple Watchに採用されている「watchOS」はiPhoneとのみ、「Android Wear」搭載機種はAndroid 4.3以降、「Tizen」搭載機種は「Galaxy」シリーズのスマートフォンとのみ連携できる。興味のある人は各製品をチェックしよう。

Android WearがなんとiPhoneに対応

 このアプリを使えば、対応するAndroid Wearスマートウオッチで、iPhone(5以降)の通知確認や運動量の計測などが可能になる。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。