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 調査会社のニールセンは、スマートフォンからのEコマースサービスの利用状況に関する調査結果を発表した。それによると、スマートフォンからのEコマース関連サービスを利用しているユーザーは、合計4857万人に達しており(2016年5月時点)、2015年5月と比較して15%増えている。

 同社は、利用者数の多いサービスについても調査した。1位は「Amazon」、2位が「楽天市場」でそれぞれ利用者3000万人を超える。3位はYahoo!ショッピングだが、利用者1876万人と差がある。4位以下のサービスは利用者数が1000万人以下で、カタログ通販の大手「ニッセン」が4位に、5位には2015年11月にサービスを開始した「オムニ7」が入った。それぞれ利用者数は700万人台。また「Amazon」「楽天市場」との重複利用状況を調査した結果では、各サービスの利用者の70%~80%が併用している。

 スマホアプリの利用状況を、上位3サービスに限定して調べた。各サービスともに利用者数の増加が目立ち、Eコマース全体利用者数の増加率15%をはるかに超える伸びを示した。特に、Yahoo!ショッピングアプリの利用者は、前年同月比約3倍になった。

 この調査は、8000人のモニターから取得する実際のアクセス情報を基に実施。利用時間や利用頻度など正確な利用動向の把握が可能とする。