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 IDC Japanは国内の金融IT市場に関する調査結果を発表した。2017年の市場規模は前年比1.1%増の2兆517億円と予測。国内経済は堅調に推移しているものの、2016年にあった大型案件が減少した反動が見込まれるため微増にとどまるという。

 2017年のFinTech関連IT支出は110億円に達し、2020年には約3倍の338億円に拡大するとした。特に、改ざんが困難なデータベースを分散管理する技術「ブロックチェーン」の活用が多くのシステムで見込まれ、IT支出が拡大する。企業への柔軟な資金提供を可能にする「ソーシャルレンディング/トランザクションレンディング/クラウドファンディング」のIT支出も増えると予測している。