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 特許関連の情報サービスを手がける米IFI CLAIMS Patent Servicesは、米特許商標局(USPTO)が発行した特許件数の企業別ランキングを発表した。

 米IBMが7355件で最も多く23年連続で首位の座を維持したが、前年の7534件からやや減少した。続いて2位は韓国サムスン電子、3位はキヤノンで、上位3社の顔ぶれは前年と同じだった。

 米クアルコムと米グーグルが、それぞれ前年から三つ順位を上げて4位と5位につけた。東芝は6位で変わらず、ソニーは前年の4位から7位に順位を下げた。韓国LG電子は1つ順位を上げて8位に、米インテルは16位から9位へとトップ10圏内に返り咲いた。10位は米マイクロソフトで、前年5位から転落した。

 米アップルは前年と同じ11位。米アマゾンは26位で、前年の50位からジャンプアップした。15位から19位までを、リコー、セイコーエプソン、トヨタ自動車、パナソニック、富士通と日本企業が占めた。

 上位50社のうち、米国企業が20社で最も多かった。日本企業は16社、韓国企業は6社、中国は華為技術(ファーウェイ)1社のみだった。

 2015年の米国特許発行件数は29万9365件で、2014年の30万678件と比べ0.4%減少。前年を下回るのは2007年以来となる。