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 PCのデータを暗号化するなどして解除費用を要求する「ランサム(身代金)ウエア」の脅威が急速に高まっている。トレンドマイクロの調査によると、2016年第3四半期(7~9月)に同社のウイルス対策ソフトなどがランサムウエアを検出したPCの台数は3万4200台で、過去最大規模だった。第2四半期(4~6月)から約4倍に急増した。

 アンダーグラウンド市場で提供される、感染を誘う不正メールの送信サービスを簡単に使えようになってきたことが背景にあると同社は分析する。