前回の記事では、エクスペリエンスについて考えてみました。私たちのマーケティング活動も、常に新しいことに取り組み、お客様に「サプライズ」を感じてもらえるようなエクスペリエンスを届けられるようバージョンアップを続けていく必要があります。
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デジタルを前提としたマーケティング技術の活用は、新しいエクスペリエンスを届けるための一つの回答であると考えています。改めてマーケティングにおけるデジタル活用先を俯瞰してみると、以下の要素に分けられます。
- <顧客・市場向け> 情報を提供するチャネルの一部(Web/SNS/Eメール/デジタル広告など)
- B2Cでは情報提供から購買までをデジタルプラットフォーム上で展開する割合が高まっている。B2Bの場合は購買(=受発注契約の締結)がデジタルで完結するケースはまだ限られている
- <パートナー向け> B2Bでの情報提供・共有・受発注などのインフラ
- <社内向け>
- 対外的に発信する情報(Web/SNSなど)のインフラ(CMS)
- 対外発信(Eメール・キャンペーン・SNS投稿)の管理(MA)
- デジタル広告の管理(IPターゲティング、リスティング広告、アドネットワークなど)
- アクセス結果・コンタクト状況などの管理・解析(MA、分析ツール)
- 顧客(見込み客・導入済み客)情報管理(CRM)
専門機関の試算によると、デジタルマーケティングのためのマーケティング技術分野には2016年3月時点で3500を超えるベンダーが製品・サービスを提供する巨大な市場になっています1。
1 MarTech Conference(主催者 S.ブリンカー)
http://chiefmartec.com/2016/03/marketing-technology-landscape-supergraphic-2016/