本連載では、BtoB領域でのソーシャルメディアの活用について考えていきます。

 「ソーシャルメディアマーケティング」という言葉を聞いたとき、多くの場合BtoC領域のものと考えてしまいがちです。ソーシャルメディアはBtoB領域でこそビジネスに貢献できる余地が大きく、これから重要になっていくものとなっていく、そう筆者は考えます。

 SNSは個人同士の絆を維持し、強められるツールです。BtoBは企業間での取り引きではありますが、顧客開発・顧客育成や獲得といったプロセスでは、クライアントの担当者と営業担当者との信頼関係が決定を左右する大きな要素となります。信頼を積み上げていくうえでソーシャルメディアは有効になる可能性を備えているのです。

福嶋 拓郎(ふくしま・たくろう)氏
NTTアド コミュニケーションプランナー
福嶋 拓郎(ふくしま・たくろう)氏 広告会社でのアートディレクターから、医薬品流通企業のマーケティング部で宣伝・ブランド担当を経て、NTTのハウスエージェンシーであるNTTアドへ。グループ各社のデジタル領域でのコミュニケーションを中心とした施策の戦略立案責任者。専門はソーシャルメディアおよびコンテクストマーケティング。