より効率的にマーケティングを進めるために、さまざまなツールが登場している。
集客、送客、増客において、ツールは力を発揮する。
しかし一番大切な点が見落とされている。
コンテンツについての検討だ。
マーケター向け調査と広報向け調査からは 両者が同じ志向であることがわかる
◎ 自社Webサイトで重視している目的
マーケティング部門(以下マーケ部門)と広報部門は共通して、Webサイトの目的で「企業ブランディング」「商品ブランディング」を重視している。日経BPコンサルティングが独自に行った調査によって、マーケ部門では、Webサイトの目的を企業ブランディングとする回答が平均6割を超え(61.3%)、広報では自社の認知拡大、理解、共感、ブランド醸成とする回答、つまり企業ブランディングとの答えが平均で67.9%を占めることがわかった。
一方、商品のブランディングに関しては、マーケ部門は59.1%が重要と回答したのに対し、広報では、認知拡大、理解、共感、ブランド醸成というブランディングに当たる回答が平均51.0%で、若干少ないものの半数を超えた。両者がこのような形で一致しているのは、マーケティング活動と広報活動における、企業・商品ブランドの重要性が表れたものと言えそうだ。