ツールがプログラムを自動生成する「超高速開発」――。常識を覆す開発手法に本誌が着目したのが2012年。それから3年。動きは拡大しつつある。みずほ銀行が次世代基幹システムに採用したほか、パナソニックやソフトバンクといった大手企業も保守まで含めた効率の高さを評価して新規開発に選んだ。背景にあるのが従来手法の限界だ。企業の業種や規模を越えて全国に広がるか。
広がる「超高速開発」---目次
みずほ銀、パナソニック、ソフトバンクも
目次
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選び方で結果は変わる
プログラム自動生成で、超高速開発は開発手法に革新をもたらすが、全てを自動化できるわけではない。誤ったツールでは成果は上がらないし、使いこなす人材も重要だ。ITベンダー交代の決断が必要になこともある。
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限界と常識を打ち破る
既存の開発・保守手法は限界に達した。限界を打ち破るため、「超高速開発」に取り組む大企業が増え始めた。二度のシステム障害に揺れたみずほ銀行はシステム再構築にこの手法を採用する。パナソニック、ソフトバンクは「内製化は困難」という社内の常識を打ち破るのに使う。