●「テーブル」機能で「フィルター」を追加

 Excelには「フィルター」という便利な機能がある。これは表に追加する機能で、条件を指定してそれに合致する値を持つもののみを表示する機能だ。Excelでは非表示にした値はグラフに表示されないのが基本設定になっている。よってフィルターと連動させることでグラフの内容をダイナミックに変更できる。

 表にフィルターを設定するには、フィルターを設定したい表にあるいずれかのセルを選び、「ホーム」タブ→「テーブルとして書式設定」を選び、好みのデザインを選択する。ダイアログが現れたら、設定範囲が適切か、また「先頭行をテーブルの見出しとして利用する」にチェックが入っているかを確認する。「OK」ボタンを押すと表の見出しにボタンが付いた表が出来上がる(図1)。

表にフィルターを付けるには「テーブル」にするのがお勧めだ。テーブルにせずフィルターのみ付ける場合は「ホーム」タブ→「並べ替えとフィルター」→「フィルター」を利用する
図1 フィルター付きの表を作成する
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 「このグラフはフィルターを付けた表から作成してあったのだな」

 そうだ。A1:B11を基にしている。ちなみに「ホーム」タブ→「並べ替えとフィルター」→「フィルター」でも、表にフィルターを設定できる。ただ、テーブルを用いた方が一発で見栄えのキレイな表にできるし、また、データの新規追加にも便利(「新たに追加したデータを自動的にグラフに反映できますか」を参照)なのでこちらを利用した。

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