アベノミクスによる景気回復で、企業の収益拡大に追い風が吹く。IT活用も、基幹系はじめ既存システムの運用という守りにとどめず、ビジネスに直結し収益をもたらすよう「攻め」たい。
ではその具体策とは何か。そこで国内上場企業の「稼ぐ力」を示す経営指標、ROE(自己資本当期純利益率)に着目し高ROE企業を取材。稼げるITの使い方を探った。最新ITで稼ぐ成果を出す海外企業の動向と併せて紹介する。
アベノミクスによる景気回復で、企業の収益拡大に追い風が吹く。IT活用も、基幹系はじめ既存システムの運用という守りにとどめず、ビジネスに直結し収益をもたらすよう「攻め」たい。
ではその具体策とは何か。そこで国内上場企業の「稼ぐ力」を示す経営指標、ROE(自己資本当期純利益率)に着目し高ROE企業を取材。稼げるITの使い方を探った。最新ITで稼ぐ成果を出す海外企業の動向と併せて紹介する。
Part3 IoT(モノのインターネット)編
IoT(モノのインターネット)を海外製造業は「稼げるIT」と見抜く。2015年5月、米PTCと、そのグループ会社でIoT向けアプリケーションの開発・実行環境を提供する米ThingWorxは、米国ボストンでIoTイベント「LiveWorx 2015」を開催。そこで講演した、IoTで稼ぐ企業の取り組み…
Part2 ワークスタイル変革編
高ROE企業には、ユニークなビジネスモデルを確立しているところが多い。以下で紹介するUSENは店舗向け音楽配信、エスアールジータカミヤは建設現場の仮設足場レンタルで、高収益を上げてきた。ただしそうした状況は永遠に続くわけではない。ライバルの台頭、需要の飽和など課題が待ち受ける。高収益性を維持してい…
Part1 データ分析編
企業の収益性を示す指標のROEは、株主から調達するなどして得た自己資本で当期純利益を割った値。2015年6月1日現在、日経平均株価を構成する企業のROEは平均8.5%。それを上回る“高ROE企業”は、稼ぐ力が強いと見なせる。本誌の取材によると、稼ぐ力の強い企業は、「現場のデータを現場で使う」ことを…