旭硝子が明かす、AWS基幹系導入の壁
旭硝子では、2015年から基幹システムでパブリッククラウド「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」の活用を始めた。AWS導入に当たって、どんなことを“壁”に感じ、それをどう突破してきたのか。実際にAWSを導入したユーザーとして、同社の情報システムセンターの担当者が明かす。
目次
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[5]“組織文化の壁”を打破、社内協業でイノベーションを起こす
スピード感を持ってイノベーションを起こすことが求められる“攻めのIT”に従来の組織で挑むのは、容易ではない。これまでとは異なる流儀が必要になる。従来取り組んできたような堅牢なシステム構築の流儀では、今後さらに加速度的に提供されるであろう新技術やサービスを活用し、スピーディーにシステムを構築すること…
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[4]未体験領域、“攻めのIT”にクラウドで挑む
ITを新ビジネス創出や収益拡大に生かす、いわゆる“攻めのIT”。AGC旭硝子も、クラウドを活用しながらこうした取り組みを始めている。この攻めのITに向けたAGCのチャレンジについてお伝えする。
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[3]社内でAWSファンが急増、一方で情シスはピンチに
次期の主要インフラにAWSを採用するという方針が決まってから、我々情報システムセンターは、製造部門や研究開発部門などいくつかの部署を対象にAWSに関する説明会を実施した。そこでは、「AWSの超入門」「代表的なAWSのサービス」「AGC旭硝子におけるAWSの使い方(指針)」といった項目について説明し…
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[2]便利な新機能が続々、うれしい半面苦労も絶えず
AGCがAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の採用を決定したのは2014年8月。物流や販売などを担う、国内向け基幹システムへの導入が決まった。そのころには既に、AWSが社内外で広く使われるようになるのではないかという手応えがあった。そのため早々にAGCグループ全体でAWSを利用することを意識した基…
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[1]「本当に大丈夫?」クラウドに対する心理的障壁を突破する
AGC旭硝子では、2015年から基幹システムでパブリッククラウド「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」を使い始めた。今回から5回にわたって、実際にAWSを導入したユーザーとして、AGCの情報システムセンターが経験してきたことをそのままお話したい。AWS導入に当たって、どんなことを“壁”に感じ、そ…