[管理編]忘れず、危険の少ない管理方法を考える
出典:日経パソコン 2015年3月23日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
利用しているパスワードの洗い出しやランク付け、2段階認証の設定などができたら、管理の方法を考えてみよう。
パスワードの管理方法は大きく分けて3つある(図1)。1つめは、紙にメモをする方法。2つめは、Excelやメモ帳など使い慣れたアプリのファイルに記入しておき、そのファイルを暗号化するという方法。そして3つめが専用の管理アプリを使う方法だ。それぞれ詳しく見ていこう。
●パスワードの管理方法は主に3つ
図1 パスワードの管理方法は主に上記の3つ。“頭の中だけで管理”はもうやめよう。これらの管理方法にはそれぞれメリット/デメリットがある
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紙での管理は意外と安全
まずは、紙にメモして管理する方法だ(図2)。メリットはネットを通じての漏洩がないこと。紙を紛失した際でも漏洩しないよう、サービス名/IDとパスワードは別の紙に書き、別の場所に保管しておく。そうすれば、同時に落とさない限り悪用されることはない。ダミーの文字列を交ぜておいたり、暗号でメモしておいたりするとさらに安心だ。ただし、紙を紛失したら自分がログインできなくなってしまうので、コピーを自宅の引き出しなどに保管しておきたい。
図2 紙にメモしてそれを保管する方法。盗み見られてもそのままでは使えないような工夫をしておくと、案外有効な手段となる。コピーしたものを別の場所に保管しておけば、紛失したときにもログインしてパスワードを変更できる
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