シスコシステムズは2017年5月11日、東京・赤坂で販売パートナー向けのイベント「Japan Marketing Velocity 2017」を開催し、Partner Marketing Central(PMC)と呼ぶパートナー向けデジタルマーケティングプラットフォームの提供を始めた。
PMCはシスコのパートナーのデジタルマーケティング活動を支援し、シスコ商材の需要創出を目的とする。(1)共同マーケティング資金の管理、(2)マーケティングのためのコンテンツ提供、(3)キャンペーン作成、実行から管理――といった機能を備える。
イベントのために来日した、米シスコシステムズ パートナー マーケティング担当バイス プレジデントのミシェル・シャンテラ氏と、同社EMEAR 兼 グローバル カスタマー マーケティング エンゲージメント 担当バイス プレジデントのジェレミー・ベヴァン氏に、PCMの機能や狙い、シスコが考えるパートナーのデジタルマーケティング支援について話を聞いた。
日本でMarketing Velocity(MVC)を開催した背景は。
シャンテラ:シスコのビジネスはパートナー経由が主体である。パートナーのビジネス展開を支援するため、私たちが投資することが重要と考えた。
デジタル化でお客様の購入行動が変わり、オンラインを多用するようになった。例えば営業担当者に会う前に、自分で事前に調査をする形に変わってきている。そこで最新型のマーケティング手法にパートナーが精通して、対応できる力を身につけてほしいと考えた。
MVCはグローバルに開催しており、2週間前にシカゴでパートナー250社を集めた。それだけではなく、各国や地域、市場ごとにローカライズしたイベント開催が必要と考えた。
日本はシカゴに次ぐ開催地となった。パートナーがデジタルマーケティングを実践するのを手助けするイベントとして、毎年開催するイベントにしていきたい。
シスコはパートナー向けにこれまでどのような活動をしてきたか。
シャンテラ:1年前に「Engage」という取り組みを始めた。パートナーを啓蒙・教育(Edudate)して、デジタルマーケティングの活動を活性化(Activate)させる取り組みである。