ルーター選びの鉄則
【その1】NATやQoSなど社内で利用する機能を決める
【その2】各機能をオンにしたときのスループットを確認する
【その3】SSLを使うならSHA-2の処理にASICが対応しているものを選ぶ

 ルーターは、インターネットや通信事業者の閉域網などのWANと社内ネットワークをつなぐネットワーク機器だ(図3-1)。ルーターの基本機能は、IPパケットの中継である。実際に企業が使う場合は、それ以外の様々な機能を組み合わせて活用するケースが多い。その場合、基本以外の付加機能をどれだけ使うかによって製品に必要な性能が変わってくる。

図3-1●WANと社内ネットワークをつなぐルーター
図3-1●WANと社内ネットワークをつなぐルーター
ルーターは、異なるネットワークをつなぐのが基本機能。企業ネットワークでは、NATやVPNなどの付加機能がよく使われる。
[画像のクリックで拡大表示]

 ルーターの選びの鉄則は、(1)NAT(ナット)やQoS(キューオーエス)など社内で利用する機能を決める、(2)各機能をオンにしたときのスループットを確認する、(3)SSLを使うならSHA-2(シャーツー)の処理にASIC(エーシック)が対応しているものを選ぶ」──の3つである。順番に見ていこう。

この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です

日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。