インターネットのサービス契約を結んでから何年も見直していない、というなら、回線の速度が遅いことが原因かもしれない。
フレッツ光などのFTTHや、ケーブルテレビのインターネット接続サービスには、100Mbpsを超えるメニューがある。これらを利用しているなら問題はないが、いまだにADSLの低速なサービスを使っているようなら、ぜひ乗り換えを検討したい(図17)。
総務省の調査によると、2014年9月末時点でADSLやVDSLの契約数は407万件と、インターネット接続契約数の約1割を占める。ADSLは下り47Mbpsといった高速なメニューもあるが、エントリー向けの下り1Mbpsという月額料金が安いメニューもある。
無線LANがいくら高速になっても、インターネット回線が遅いままでは意味がない。
同じようなインターネット接続サービスでも、プロバイダーによって速度に差が出るケースがあるようだ。上新電機の奥垣センター長は、「別の事業者のサービスに乗り換えたらネットが遅くなったという相談があり、元のサービスに戻したところ解決したケースがある」と話す。