遅い(1)第1の“容疑者”はWi-Fiルーターだ
山崎 洋一=日経パソコン、斎藤 幾郎=ライター、井上 健語=テクニカルライター
出典:日経パソコン 2015年1月26日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
インターネットにつながってはいても、スピードが遅くてイライラした経験は誰でもあるはず(図1)。そうした遅いネットも、原因が分かれば改善が可能だ。
●ネットが遅いとパソコンが利用しにくくなる
図1 インターネットにきちんとつながっていても、通信速度が遅いと使いにくい。遅いことにも原因があるので、それを突き止め改善しよう
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そのカギを握るのはWi-Fiルーターやハブなどのネットワーク機器だ。これらをどう設定し、利用するかが、速度を左右する。
無線LANの混雑を避ける
無線LANは急速に普及が進んでおり、近隣でも使用している家庭は多いはず。電波が混雑していると、無線LANを使ったネットへのアクセス時に速度が低下する原因になる。
混雑しているかどうかを知るには、電波の使用状況を確認しなくてはならない。Android用の無料アプリ「Wifi Analyzer」(farproc作)を使うと、その場所で使われているSSIDや電波の強さ(信号強度)が、波形で表示される(図2)。波形が多いほど混雑しやすく、ほかの波形と重なっていると電波干渉が起こっている可能性がある。
図2 無線LANが遅くなるトラブルを解決するには、まず無線LANのチャンネル使用状況をツールでチェックするとよい
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