【光ディスク】寿命は長いが扱い方と保存方法に注意
寿命は10~30年
松元 英樹=日経パソコン、福田 崇男=日経パソコン、岡本 ゆかり=ライター
出典:日経パソコン 2014年11月24日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
機械的または電気的な要因でデータが消えることがない光ディスクは、ハードディスクやフラッシュメモリーと比べて「寿命」が長い。「業界団体の試験で少なくとも10年以上、多くの製品で30年以上は持つことが確認されている」(イメーション)。
ここでいう試験とは、高温で湿度の高い恒温室に光ディスクを置き、劣化の状態を調べ、一般的な利用条件ではどの程度利用できるかを予測する加速試験のこと。イメーションによると、最近の製品であれば、加速試験によって「理論的には70年~80年は持つ」という結果だという。
これだけ寿命の長い光ディスクでも、記録したはずのデータが読めなくなってしまうことがある。その原因は光ディスクやドライブにあるのではなく、傷を付ける、指紋を付けるなどユーザーの扱い方によるエラーが圧倒的に多いようだ(図1)。ディスクのゆがみや光、湿度がエラーを招くこともある。
●誤った保存方法や扱い方が光ディスクの寿命を短くする
図1 光ディスクは数十年と長い期間のデータ保存が期待できるが、管理方法や扱い方によってはデータが読み取れなくなることがある
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