モバイルバッテリーは、メーカーによって販売先が変わる。家電量販店とネット、どちらでも買える大手メーカーと、オンラインショップを中心に販売する新興メーカーに分かれるためだ。前者はパナソニックやソニー、日立マクセル、バッファロー、エレコムなど。後者はアンカー・ジャパン(ANKER)やティ・アール・エイ(cheero)、ルックイーストなどがある。

 ここ数年、人気となっているのが後者の新興メーカー(図1)。流通コストを抑えることなどで、低価格ながら大容量・高出力の製品を販売している。人気のほどは、Amazon.co.jpの販売ランキング、モバイルバッテリー部門でトップ10の大半を新興メーカーが占めることからもうかがえる。以下のカタログでは、大手メーカー(水色)と新興メーカー(灰色)の製品で色分けしているので選択時の参考にしてほしい。

●ネット販売中心の新興メーカーに注目
図1 モバイルバッテリーには、家電量販店で販売されないものがある。ANKERやcheeroといったブランドの製品だ(上)。こうした製品は、Amazon.co.jpや直販サイトを通じて販売されている。大手メーカーの製品に比べ、割安感もあることから、Amazonなどでは人気がある(下)
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 一方の家電量販店で購入できる大手メーカーの商品にもメリットはある。それは、商品のサイズや重さを購入前に実際に手に取ってチェックできる点。また、薄型製品やケーブル収納、AC充電器としても使えるなど、特徴のある製品が多いのも魅力だ。なおアンカー・ジャパンは「家電量販店経由の販売も検討中」とのこと。今後は、新興メーカーの製品も量販店の店頭で購入できるようになっていきそうだ。

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