パソコンでは作業を終えたら「シャットダウン」と「スリープ」の2種類の動作を選べる(図1)。前者は完全に電源を切る。後者はメモリーへの電源供給は止めず、少しずつ電力を消費する。

●スリープとシャットダウンの違い
図1 スリープはメモリーにデータを残し、メモリーと電源管理を行うチップセット以外の機能を停止する。電力は少しずつ消費する。シャットダウンは電源をオフにする。こちらもバッテリーの自己放電により、微弱ながら電力を消費する
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 Windows 8/8.1は起動が高速だ。とすれば、シャットダウンとスリープ、どちらで運用する方が利便性が高いのだろう。

 Let's note RZ4で、電力計測器を使って計測してみた。スリープからの復帰の方が、電源オフからの起動よりも消費電力は少ない(図2)。また、スリープに入る際も同様だ(図3)。なお、このテストはあくまでもAC駆動時のものだ(図4)。

●スリープから復帰する方が電力消費は少ない
図2 電源オフの状態から電源を入れた場合と、スリープから復帰する場合とで、消費電力を比較した。スリープからの復帰の方が、消費電力は少なく、時間も短かった
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●シャットダウン処理の方が消費電力が多く、時間も長め
図3 稼働状態からシャットダウンする場合と、スリープにする場合とで、消費電力を比較した。スリープする方が消費電力は少ない
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