ITSM最先端
ITSM(IT service management)は、ITサービスを提供するための効果的な手法。登場して久しいが、企業が導入するにあたっていくつも課題が存在する。ITSMを実現するシステムであるITSMSの最新動向やユーザー事例から、ITSMの最先端を描き出す。
目次
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ITの枠を超えたサービスマネジメントへ、業務改善を先導するシステム部門
システム運用効率化を目的に注目されてきたITSMS(ITサービスマネジメントシステム)を使うことで、システム部門が企業内で業域を広げている。今回は、ITSMSの活用のステップを3段階に分け、ITの枠にとどまらないサービスマネジメントに手を広げ、各部門の業務改善を手助けするシステム部門の将来像を描く…
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運用高度化からDevOps、本業支援まで、企業の「IT戦略」を担うITSMS
パナソニックIS、東京海上日動システムズ、シスメックスの取り組み
ITSMS(ITサービスマネジメントシステム)は、ITシステム部門の運用効率化、そして運用部門のコスト削減を目的に導入されることが多かった。そうした中、先進的なシステム部門はIT運用効率化やコスト削減を突き詰め、そこから新たな展開を生み出し始めている。ITSM(ITサービスマネジメント)の最新動向…
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システム担当を「戦略部門」に変貌させる!最新型ITSMSが提示する未来
ITサービスマネージメント(ITSM)を実現するシステムであるITSMSが、「標準化」や「自動化」、「クラウド化」などのトレンドに即した機能を強化している。システム部門は最新型のITSMSを活用することで、企業の新たなビジネス戦略を手助けする、ITサービスを供給する部署に生まれ変わろうとしている。
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企業のクラウド利用と自動化に即応、進化を続けるITサービスマネジメント
ITSMのフレームワークを示す代表的な国際標準が「ITIL(information technology infrastructure library)」で、ITSMに関わる一連のベストプラクティス(模範例)を体系化している。日本企業のシステム部門がITILを導入した当初はまだITIL V2の時…