2014年はOSS(オープンソースソフトウエア)にとって、良い意味でも悪い意味でも忘れられない年となった。アンチOSS派の筆頭であった米マイクロソフトがついに、「.NET」をOSS化。OSSの優位性は揺るぎないものになった。しかしその一方で、「Struts」や「OpenSSL」といったOSSに深刻な脆弱性が見つかり、社会問題にまで発展した。
OSSを使うことが“必須”となった今こそ、ユーザー企業は「OSSのリスク」を直視する必要がある。最も警戒すべきなのは、「OSSただ乗り」が生んだ怪物。寿命が尽きたのに動き続ける「ゾンビOSS」の存在だ。