BtoB企業のマーケティング施策の一つとして、セミナーを開催している企業は少なくありません。まだ開催されていないところでも、今後挑戦しようと思っている企業は多いのではないでしょうか。
しかし、いざ始めようと思うと、決めるべきこと、やるべきことがたくさんあります。そこで今回の記事では、自社セミナーの開催に際して、企画から開催後のフォローまで、全体的な準備の流れをまとめました。初めてのセミナーを開催してみたいと考えている方、セミナーを開催したが準備がうまくいかなかったという方の参考になれば幸いです。
はじめに
自社セミナーの開催を決めたら、約2カ月前から準備を始めましょう。準備の流れは大きく次の4つのフェーズに分けられます。それぞれのフェーズがすべて重要ですので、スケジュールを立ててしっかりと準備しましょう。
【企画】 2か月前~1か月前
セミナーの内容、会場、定員などを考えます。
【集客】 1か月前~当日
企画に応じた人数の参加者を募ります。
【運営】 数日前~当日
セミナーの実際の運営です。
【フォロー】 当日~
開催後のコンタクトも忘れずに必ず行いましょう。
以下では、各フェーズで何をするのか簡潔にまとめていきます。より詳細に関しては別の記事でまとめたものもありますので、リンク先をご参照ください。
ポイント1:企画(2か月前~1か月前)
セミナーの開催にあたって、一番初めに取り組むのが企画です。このフェーズで重要なポイントは、セミナーの目的・ターゲット・内容について良く考えることです。
目的は企業によって様々ですが、新規顧客の獲得、既存顧客のフォローアップ、商品のプロモーションなどが多いと思います。目的が明確でない場合、ターゲットや内容もぼやけてしまい、訴求効果が薄れてしまいます。また、ターゲットや内容が明確かつ具体的に定まっていないと次のフェーズである「集客」における戦略にも大きく影響を及ぼしますので、企画には十分な時間を確保して熟考するべきでしょう。
目的・ターゲット・内容の決定に2週間、会場や講師の手配などの事務作業に1週間、企画フェーズ全体で合わせて約3週間程度は見込んでおいたほうが無難だと思います。