ランディングページは、「インターネット広告などを通じて集客したユーザーを説得し、目的の行動(お問い合わせなどのコンバージョン)を取ってもらうなどの目的に特化した一枚のページ」を指す言葉で、LP(エルピー)とも呼ばれます。

 インターネット広告などで集客した特定ユーザーへのアプローチに特化したページなので、ユーザーへうまくサービスの魅力を伝え、お問い合わせや会員登録などを行ってもらうことで、売上向上に直結させることができます。そのため、Webマーケティングにおいてランディングページの作成・最適化は非常に重要な要素のひとつです。

 この記事では、ランディングページを作成するメリット、作成する上で押さえておくべき基本的なポイントをご紹介したいと思います。

ランディングページ作成の目的・メリット

 ランディングページを作成する目的は、コンバージョンを最大化することです。コンバージョンとは会員登録やお問い合わせ、購買等、サイト上で行われるビジネス成果に繋がる行動のことです。通常のWebサイトでもコンバージョンを獲得することはできますが、敢えてランディングページを作成するメリットは大きく以下の3つが挙げられます。

①特定のユーザーに特化した訴求ができる
②コンバージョンまでのステップを少なくできる
③比較的安価に作成できる

①特定のユーザーに特化した訴求ができる

 ランディングページは広告などの集客施策とセットです。様々なニーズや課題感を持ったユーザーに対応しているWebサイトとは異なり、特定のニーズを持ったユーザーに訴求する広告などに合わせて、そのニーズを満たすようなコンテンツを見せることができます。

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②コンバージョンまでのステップを少なくできる

 Webサイトでコンバージョンを獲得する上で、大きな課題となるのが離脱率です。一般的にWebサイトのページ遷移率は10%~30%程度といわれています。つまり、あるページに100人ユーザーが訪れたら70~90人はそのページでサイトから離脱してしまうのです。

 その点ランディングページでは、サイト来訪~コンバージョンまでを1ページ(もしくは1ページ+フォーム)のみで完結させることができるため、必然的にCVRが高くなります。

③比較的安価に作成できる

 コンバージョンを増加させるためサイト改善をしよう!と思っても、デザイン変更や導線の変更は影響範囲が大きく、時間も費用もかかってしまいます。ランディングページはページも少なく他への影響もほとんどないため、サイト全体の変更に比べて安価かつスピーディーに作成することができます。

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