人工知能、またの呼び名をAI(Artificial Intelligence)。Google社の開発した囲碁AI “Alpha-Go”が囲碁の対局で人を倒したり、Microsoft社が作ったAIがTwitter上で人種差別発言をしたりするなど、2016年に入ってからも多くのAIに関するトピックスが世間を賑わせています。
マーケティング界隈でもAIという言葉が徐々に使われはじめていますが、実際のところ、AIはマーケティングに対して、どのような影響をあたえるのでしょうか。
AIは目新しいものじゃない!?
現在実用化されているAIは、機械学習をベースとした「予測」と「識別」が主です。「予測」は、膨大な過去データを元にした傾向の割り出しのことで、「識別」は、いわゆる自然言語処理や音声認識、画像認識といった情報の判別や仕分けのことです。
たとえばGmailのスパム除去機能や、Google Photoでの自動アルバム生成機能、Shazamの音声認識、Apple社のiPhoneに搭載されている”Siri”のようなデジタルアシスタントも、AIによる「識別」機能によるものなのです。
映画に出てきたような、自らの意思を持って課題解決に取り組むようなAIも今後出てくるのでしょうが、現在実用化されているAIは、意外にも我々の生活にすでに溶け込んでいるようです。