BtoBビジネスでは見込み顧客に対して商品・サービスを買ってもらうプロセスは非常に複雑で比較的長期化する傾向があります。これは見込み顧客が購買のための意思決定を行う際に複数の人が介在していたり、以前と比べ購買活動に関わる社内業務(稟議や相見積もり)が厳格になったことが影響しています。そのため、顧客の購買プロセスを理解してマーケティングや営業活動を行うことが、BtoBマーケティングでも重要です。
今回は、見込み客獲得のために重要なWebコンテンツを作成する際に便利な「カスタマージャーニーマップ」についてご紹介します。
カスタマージャーニーマップとは
BtoBマーケティングの中でコンテンツマーケティングやリードナーチャリング(見込み客育成)の施策を考える際に1度は聞いたことがある「カスタマージャーニーマップ」。この言葉を調べると下記のような解説が出てきます。
“カスタマージャーニーマップとは、ユーザーがサービスを利用する体験すべてを可視化(モデル化)することで、ユーザー理解を深めるためのツールです。
利用のプロセスに沿って、ユーザーとのタッチポイント・ユーザーの行動・思考等を可視化します。主にサービスの改善・設計を行う際に現状の課題を明らかにし、担当者間で認識を揃えるために活用します。”
引用:http://u-site.jp/weblog/customer-journey-map
BtoBマーケティングの場合は、顧客の購買行動を可視化して見込みリードの獲得や受注までの見込み度合いを上げるために活用することができます。
つまり、今までどんな手段を使って「リードを獲得するか」、どんなツールやトークを使って「営業するか」を考えていた“売り方”の概念をやめ、「顧客がどんな風に商品を購入するかの」という“買われ方”を考えることが重要だということなのです。