部品100万点の値付けを管理 保守サービス効率化へ基盤整備
(ヤンマー)
出典:日経コンピュータ 2016年4月28日号
pp.58-61
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
ヤンマーは2015年12月に保守部品の価格管理システムを刷新し、市況の変化や販売実績に応じて戦略的な価格を設定できるグローバル価格システムを稼働させた。日本と海外、互いの市場で整合性のある価格設定を実行し、顧客企業の信頼を高められるようにするのが狙いだ。
将来的にはGPS(全地球測位システム)で稼働状況を情報収集できるトラクターなどと連携して保守サービスの効率化につなげたり、商品開発で部品の共通化を図ったりするための情報基盤として活用する計画だ(図1)。
図1 約100万点の保守部品の値付けを管理する「グローバル価格マネジメントシステム」(GPM)
取引条件に応じて想定される価格カーブを可視化(写真・画像提供:ヤンマー、シンクロン・ジャパン)
[画像のクリックで拡大表示]
ヤンマーにとって、トラクターのエンジンフィルターといった定期的な交換が必要となる保守部品の販売は重要な事業だ。新たなシステム導入を機に、保守部品を体系的に管理するデータを整備した。
この先は日経クロステック Active会員の登録が必要です
日経クロステック Activeは、IT/製造/建設各分野にかかわる企業向け製品・サービスについて、選択や導入を支援する情報サイトです。製品・サービス情報、導入事例などのコンテンツを多数掲載しています。初めてご覧になる際には、会員登録(無料)をお願いいたします。