UX(ユーザーエクスペリエンス)を黎明期から追いかけ続けてきた筆者は、昨年度の成長期を経て、いよいよ今年度は成熟期に入ろうとするUXの姿を再び追いかけることにした。第3章では、UXの成熟期を見据え「より現場に即したUX」とは何か、もしくは「UXを通じて何が日頃の業務や事業全体に貢献するのか」といったことに焦点を絞り、言及してみたい。
関連コラム
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UX(ユーザーエクスペリエンス)を黎明期から追いかけ続けてきた筆者は、昨年度の成長期を経て、いよいよ今年度は成熟期に入ろうとするUXの姿を再び追いかけることにした。第3章では、UXの成熟期を見据え「より現場に即したUX」とは何か、もしくは「UXを通じて何が日頃の業務や事業全体に貢献するのか」といったことに焦点を絞り、言及してみたい。
今回は「UXのトビラ」シリーズの最終回となる。UX(User Experience:顧客経験価値)についてコラムを書き始め、早いもので既に3年が経った。関連コラムを含めるなら4年半も毎月書き続けてきた。その間にUXを取り巻く状況も大きく変化した。単にUXというより、社会全体が一変した。
年初早々からマイナンバー制度が始まるということもあり、テーマをセキュリティにしたが、とにかくセキュリティほどやっかいなものはない。やればやるだけ守れるものというものでもないし、何もしなければ不安は残る。保険のようなもので未然に防止するための対策だが、最も違うのは、専門家であってもなかなか事故につい…
私は一時金融事業部に在籍し、主として金融系のWebサイトのデザインコンサルタントやサイト制作を担当していた。2000年代前半のことで、まだまだデジタルマーケティングに至る前のいわゆる情報提供が主となるホームページの時代だ。
前回、前々回とエンジニアリングの話に偏った感があるので、今回はUX(顧客経験価値向上)の原点に立ち戻り、その活動に注力してきたスタート地点を探ってみた。やはり、基本は人財育成をバックグラウンドとしたマインドセット(本人の経験や教育、時代の空気などを背景にしたものの見方や考え方)のリセット、すなわち…
前回はIoT(Internet of Things / モノのインターネット)をテーマにし、思いがけず大きな反響をいただいた。そこで今回は、ミクロには要素としてのM2Mを、またマクロにはビッグデータ全体の概念などを捉え、それらがどのような形でUXマーケティングにインパクトを与えるか…という視点で考…
IoT(Internet of Things / モノのインターネット)という言葉が世間をにぎわせている。このIoTは、1999年にケビン・アシュトン(Kevin Ashton)が使い始めた言葉とされるが、従来のユビキタス社会がさらに一歩進んで、さまざまなものがインターネットに直接、もしくは情報機…
インターネット上でのEコマースビジネス(以降EC)は年々拡大しており、経済産業省の「電子商取引」に関する市場調査によると、B2C市場では2013年の約11.2兆円から2014年は約12.8兆円と14.6%の伸びを示している。
最近は、とにかくさまざまなルートを経由してリード、すなわち見込み客となるケースが増えてきた。前回はコンタクトセンターのUXについて考えてみたが、今回はオムニチャネルマーケティングのUXについてまとめてみる。まず、オムニチャネルマーケティングを分かりやすく紹介した動画(2分51秒)があるので、ぜひご…
前回は人工知能(AI)の話題をとおしてUXについて踏み込んだが、今回はまずコンタクトセンターのUXについて考えてみたい。最近、AIが普及したときになくなる業務の一つとして、コンタクトセンターが挙げられる。実際に大手の金融系企業でこの春からコンタクトセンターにAIが導入され、話題となっている。従来の…
前回はマーケティング視点から、より直近の課題としてセミナーやイベントの話に触れたが、今回はIT企業として避けて通れないテーマにチャレンジしてみようと思う。昨今のIT企業が直面している技術テーマについて、下図に示した。
最初に、セミナーやイベントを取り巻く施策を図示してみた。これら施策を成功に導くために、マーケターは、企業は、いったい何をするべきか。そのプロセスでUXはどう生かせるのかを、今号では考えてみた。
以前は動画というと、おおむねホームムービーを、家族で撮って、家族で楽しむことが定番だったが、YouTubeなどのSNSができたことにより、動画が急拡散するようになった。この動画をビジネスに使わない理由はない。マーケティング手段として利用しない理由はない。昨今は、コンテンツマーケティングが注目されて…