2015年7月15日にサポートが終了する「Windows Server 2003」。もう「直前」と言っていい時期の現在でも、対策について方針が定まらない企業は意外に多い。「中堅・中小企業ほど対策の認識が甘く、危ない状況。のんきに構えていて、間に合わない企業も続出するのではないか」と指摘するITベンダーもある。

 既に対策を終えた企業では、単にサーバーを入れ替えるのではなく、これを機に業務フローから見直し、より効率的な新しいシステムに刷新しているところも多い。サポート終了は「負担」ではなく「チャンス」と捉えるべきだろう。

 対策は後手に回るほど急ごしらえになり、納得のいく移行が難しくなる。避けて通れない問題だけに、「残り時間」を意識し、今、行動を起こすことが極めて重要だ。まずは、サポート切れ問題について、基本的な知識を身に付けておきたい。

<特集・押し寄せるサポート切れ>

「また、サポート切れか」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atclact/active/14/091600059/?ST=suc-security

“脱2003”で次世代基盤へ
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atclact/active/14/091600060/?ST=suc-security

最初の一歩「棚卸し」でつまずく
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移行先としてクラウドが浮上
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