2014年にはスマートウォッチやリストバンド製品が多数登場するなど、身に付けるスマートデバイスとしてのウエアラブルが、大きく躍進した(関連記事:ウエアラブル最新事情)。

 CES2015では、ウエアラブル関連展示がメイン会場からサテライト会場の「Sands Expo」へと移動。会場内にはフィットネス用デバイスのデモのため、ランニングマシンで走るランナーなど姿が目立ち、活況を呈した(写真1)。

写真1●フィットネス機器を使ってウエアラブルを「実演」するブースが目立った
写真1●フィットネス機器を使ってウエアラブルを「実演」するブースが目立った
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 特集第2回では、CES2015で登場した最新のウエアラブルデバイスを振り返っていく。

従来型腕時計のようなスマートウォッチが注目

 まずはスマートウォッチを見ていこう。2014年のスマートウォッチは、より腕時計らしいデザインといえる円形ディスプレイを採用したものが登場した。これらの製品としては、モトローラの「Moto 360」やLGの「G Watch R」がある。

 これらに対して、2014年に仏Withingsが発表した「Activité」の見た目は、従来型腕時計そのままの形状をしている。その内部にはモーションセンサーを搭載しており、iPhoneと連携する機能を備えたスマートウォッチとなっている。2月にはAndroidスマートフォンへの対応も予定しているという(写真2)。

写真2●従来型腕時計と変わらないデザインの「Activité」
写真2●従来型腕時計と変わらないデザインの「Activité」
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 Activitéは風防にサファイアガラスを採用し、価格は450ドル、スイス製をうたう高級路線を採っていた。CES2015でWithingsは、その普及価格モデルとして新たに「Activité Pop」を発表した。基本的な機能はそのままに外装を簡略化し、価格を150ドルまで下げたことが特徴となる(写真3)。

写真3●普及価格帯となる「Activité Pop」
写真3●普及価格帯となる「Activité Pop」
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