グローバル調査から読み解くデジタルメディアの近未来 目次
目次
-
モバイル先進国だった日本の凋落
デジタルメディア、特に映像メディアを取り巻く環境は今後どう変遷していくのか。グローバル調査から見えてくる日本は、スマートデバイスの普及が遅れ、テレビのオンライン化への期待感も薄い、デジタルメディア後進国の姿だ。
-
「Netflix」の衝撃、米国で何が起きているのか
有料放送の文化が根付いていない日本。コンテンツの魅力度を高めなければならない有料放送事業者にとって、地上波が強い日本の市場環境は厳しい。だが、近い将来更に手ごわい競合との戦いを強いられるかもしれない。そう、米国で急成長中のNetflixである。
-
米オバマ大統領を巻き込むネットワーク中立性とは
動画配信が当たり前のものとなっていくことに呼応して、特に米国で大きな議論を巻き起こしつつあるのが「ネットワーク中立性」の問題だ。日本でも放送局各社がインターネットの活用に本腰を入れ始める中、トラフィックの増大は避けられず、インターネット産業が何かしらの変化を迫られる可能性が高まりつつある。
-
デジタルメディアの覇権を握るのは誰か
ソニーをはじめデジタルメディアの覇権争いに参加する企業は多い。だが、米国と日本では環境が違う。日本ではOTTプレーヤーの新勢力台頭よりも、むしろコアなファンを持つエンタメ事業者を巻き込んだ既存事業者間の競争が最も現実的な近未来と言える。