前回はインサイドセールスの導入ステップというテーマで、インサイドセールス導入までの2つのフェーズである「概要設計」と「詳細設計」のうち、概要設計について説明しました。ここで重要なのは、インサイドセールスの導入目的や適用範囲、期待成果、組織配置についてしっかりと検討する必要があるということでした。
今回は、実際にインサイドセールスの担当者が活動していくに当たっての運用管理、特に管理指標について説明したいと思います。管理指標については詳細設計で関連することも検討しているため、その点についても説明します。
運用管理に関する詳細設計
図1は前回にも掲載した構想設計と詳細設計で検討すべき事項の大項目です。ここで、今回のテーマに大きく関連するのは、詳細プロセス設計と管理対象ステータス定義の部分です。
詳細プロセス設計および管理対象ステータス定義は、構想設計で検討したインサイドセールスの導入目的や適用範囲をさらに掘り下げていくものです。具体的に検討すべきことを整理すると、以下の図2のようになります。