デジタルマーケティング実践のため、理解しておきたい技術をまとめる本連載。今回はマーケティングオートメーションツール(MAツール)とタグマネージャーの実装状況をまとめた、Nexalのテクニカルエンジニア「ニコライ」氏のブログを転載した。上場企業ではMAツールを0.9%が実装し、タグマネージャーは13.3%が導入しているという調査結果から、日本企業のデジタルマーケティングの今が垣間見える。
皆さんこんにちは、Nexal中のエンジニア、ニコライです。
今回、上場企業のコーポレートサイトと、日経BPコンサルティング「Webブランド調査」のノミネートサイトを対象に、マーケティングオートメーションツール(以下「MAツール」)およびタグマネージャーの実装状況を調査しました。興味深い結果が得られたため、詳細をご報告します。
1. 調査期間 | : | 2016年1月 |
2. 調査対象 | : |
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3. 調査方法 | : | 独自プログラムを用いたWebサイトクローリングによるソースコード調査 |
4. ツール名 | : |
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※今回、タグマネージャー内部の解析は実施しておりません。
※調査対象のWebサイトからHTMLファイルを収集し、そのソースコードに実装されているタグを識別して集計しています。
上場企業のコーポレートサイト調査結果
全体の0.9%が、MAツールを導入済み
上場企業のコーポレートサイト3,604サイトのうち、0.9%にあたる34サイトがMAツールを導入していることがわかりました。
全体の13.3%が、タグマネージャーを導入済み
上場企業のコーポレートサイト3,604サイトのうち、13.3%にあたる481サイトがタグマネージャーを利用していることがわかりました。
※業種のカテゴライズ方法は、JPXに準拠しています。
※タグマネージャー内部の解析は行っていないため、MAツールの導入実態は更に多いと予想されます。
※複数のタグマネージャーを利用しているケースなど、重複は考慮しています。