近年、多くのユーザー企業がバックアップ手法を見直している。中でも目立つのが、クラウドストレージを採用するユーザーである。事例を基に、ニーズに応じたクラウドのバックアップ構成例を紹介する。
クラウドで変わる 最新バックアップ手法---目次
目次
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機密性の高いファイルをバックアップしたい
BCP対策のためにクラウドへのバックアップを検討すると、機密性が高いデータの扱いが課題になりやすい。一般的には、オンプレミス側でファイル自体を暗号化してから、パブリッククラウドに伝送することで対処する。ただ、この方法では社内のセキュリティ規定を満たせないケースがある。
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パブリッククラウドをDR拠点として活用したい
パブリッククラウドを使ったシステム構築を得意とするベンダーは、クラウドにデータをバックアップするなら、そのデータをクラウドでも活用したいと口をそろえる。有力な方法の一つが、パブリッククラウドをDR(ディザスターリカバリー)拠点にすることだ。
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ハイブリッド環境で一括バックアップしたい
オンプレミスのデータのバックアップ先としてクラウドを選ぶユーザー企業は、一部のシステムをクラウドに移行させたハイブリッドクラウド環境を運用することも多い。社内システムをオンプレミスに、社外向けのWebシステムをクラウドに置き、双方のサーバーからログを取得するといったケースである。
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大容量ファイルを安価にバックアップしたい
ニーズの一つめ、「大容量のファイルを安価にバックアップする」には、シンプルな構成が適する。具体的には、コマンドラインでファイルをクラウドストレージに転送する構成である。
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クラウドで変わる最新バックアップ手法
近年、多くのユーザー企業がバックアップ手法を見直している。中でも目立つのが、クラウドストレージを採用するユーザーである。事例を基に、ニーズに応じたクラウドのバックアップ構成例を紹介する。