2015年7月29日に提供が始まったWindows 10は、Windows 7/8.1 Updateのユーザーは無料でアップグレードできる。この11月には、初の大規模アップデートもあった。しばらく様子見していたものの、そろそろ使い始めようと思っている人も多いだろう。Windows 10を使い込んでいくうちに気になる点についてQ&A形式で解説する。

 Windows 10では、標準のWebブラウザーが、Internet Explorer(以下IE)からEdgeに変わった。利用者にとっては今までのWebページが正しく見られるのか、開発者にとっては既存のWebシステムがEdgeで動作するのかどうかが、気になるところだ。そこで今回、Edgeで既存のWebシステムを動かすときの注意点を検証した。

Windows 10の標準Webブラウザー、Microsoft Edge
Windows 10の標準Webブラウザー、Microsoft Edge
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Windows 10はInternet Explorer 11も搭載している
Windows 10はInternet Explorer 11も搭載している
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Microsoft EdgeとInternet Explorerの互換性は?

 まずは、明らかにEdgeでは動かないWebシステムから説明しよう。Edgeは、「ActiveX」「VBScript」「Java」「Silverlight」には対応しない。これらの機能を使ったWebシステムは、残念ながら動作しない。

Internet ExplorerとEdgeの機能面でのサポート範囲の違い。Chromeは9月にリリースされたバージョン45からJavaプラグインが非サポートになっている
Internet ExplorerとEdgeの機能面でのサポート範囲の違い。Chromeは9月にリリースされたバージョン45からJavaプラグインが非サポートになっている
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 注意したいのが、FlashとPDFだ。これらはEdgeでもサポートされているため、ほとんどの場合、正しく動作する。しかし、一部、例外がある。

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