2015年7月29日に提供が始まったWindows 10は、Windows 7/8.1 Updateのユーザーは無料でアップグレードできる。この11月には、初の大規模アップデートもあった。しばらく様子見していたものの、そろそろ使い始めようと思っている人も多いだろう。Windows 10を使い込んでいくうちに気になる点についてQ&A形式で解説する。

外出先で一時的にOneDriveの同期を停止したい

 Windows 8.1のOneDriveでは、「同期を一時停止する」という機能があったのだが、Windows 10では、ユーザーが同期を止めることはできなくなった。2015 年11月時点のバージョンでは、OneDriveの同期を強制的に止めるには、OneDriveの実行そのものを止めるしかない。

 ここでは、簡単に手動によるOneDriveの停止と再開の方法を解説する。まず、停止するには、タスクバーの通知領域にあるOneDriveアイコンを右クリックしてメニューから「終了」を選択する。

通知領域のOneDriveアイコンを右クリックして出るメニューから終了できる
通知領域のOneDriveアイコンを右クリックして出るメニューから終了できる

 タスクマネージャーの「プロセス」タブで「バックグラウンドプロセス」にある「MicrosoftOneDrive(32bit)」を停止させる方法もある。

タスクマネージャーのプロセスタブから「OneDrive」を終了させることもできる
タスクマネージャーのプロセスタブから「OneDrive」を終了させることもできる
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 OneDriveを再起動する場合は、OneDrive.exeを起動する。場所は、「%UserProfile%\AppData\Local\Microsoft\OneDrive」だ。エクスプローラーを開き、アドレス欄に「Shell:local appdata」と入力する。[Enter]キーを押せば各ユーザーフォルダーにある「AppData\Local」フォルダーが開く。この下にある「Microsoft\OneDrive」フォルダーにOneDrive.exe がある。これを起動すれば、OneDriveのアイコンがタスクの通知領域に表示されるようになる。

OneDrive.exe は、ユーザーフォルダーの下のAppData¥Localに置かれている。開くには、エクスプローラーのアドレス欄に「shell:local appdata」と入力して[Enter]キーを押す
OneDrive.exe は、ユーザーフォルダーの下のAppData¥Localに置かれている。開くには、エクスプローラーのアドレス欄に「shell:local appdata」と入力して[Enter]キーを押す
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AppData¥Localの下にあるMicrosoft¥OneDriveに実行ファイルがある。これを実行すれば、OneDriveが再開する
AppData¥Localの下にあるMicrosoft¥OneDriveに実行ファイルがある。これを実行すれば、OneDriveが再開する
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