最初にWordでフローチャートを使う方法を説明する。使い慣れたソフトなので、迷わずに作っていけるはずだ。
Wordは“用紙”を意識するのが基本。チャートがどんどん伸びそうなら、用紙を横にするとよい。量の多いチャートを作る際には、A3などの大きな用紙を選ぶのがコツだが、それでも限界がある。Wordは量の少ないチャート作成に向いており、ちょっとしたアイデア整理に最適だ。また、提案書や企画書などに、小さめのチャートを入れたいときにもWordでの作業が向いている(図1)。
Wordを使う際のコツ
Microsoft Officeには、フローチャート作成のための機能が標準で搭載されている。メニューから「挿入」→「図」→「図形」→「フローチャート」を選ぶのだ。ExcelやPowerPointでは、図形を描いて、線や矢印でつなげる。図を動かしても線が付いてくるのがフローチャート機能ならではで、便利なところだ。ところが、Wordでは同じように作業してもうまく線が接続できない。あらかじめ画面に「描画キャンバス」エリアを作成して、その中にチャートを作っていくのがよいだろう(図2、図3)。