家庭でも会社でも、現代の生活には「数字」が付き物。買い物などの金額の収支、テストの得点、体重といった各種の数字を記録・集計するのは、Excelを使えば簡単だ。しかし、データが蓄積されていくと、ただの数字の羅列に見えて、その「意味」が読み取りにくくなっていく。

 そんなときこそ、グラフの出番。データに適したグラフで視覚的に表現すれば、蓄積されたデータの意味も明らかに(図1)。ほかの人を納得させたい場合にも、分かりやすさと説得力が格段にアップするはずだ。

図1 数値だけの表では分かりにくかったデータをグラフにすることで、売り上げがアップしているか、内訳がどうなっているかがひと目で分かるようになる
図1 数値だけの表では分かりにくかったデータをグラフにすることで、売り上げがアップしているか、内訳がどうなっているかがひと目で分かるようになる
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 数値を処理するためのソフトであるExcelには、ワークシートに入力した数値からグラフを作成する機能がある。また、WordやPowerPointでもグラフ作成が可能だが、いずれも基本操作はExcelのグラフと同じ。

 これらで作成が可能なグラフには、棒グラフや円グラフ、折れ線グラフなどさまざまな種類がある(図2)。どのグラフを選ぶかは、元データの内容や、グラフで何を訴えたいかによって決めればよい。まずは、グラフの種類と特徴を見てみよう。

図2 Excelで作成できる主なグラフには、上図のような種類がある。このほかにも、量の変化を面積で表す「面グラフ」、評価や能力などのバランスを表す「レーダーチャート」などのグラフを作成可能だ
図2 Excelで作成できる主なグラフには、上図のような種類がある。このほかにも、量の変化を面積で表す「面グラフ」、評価や能力などのバランスを表す「レーダーチャート」などのグラフを作成可能だ
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