情報の管理が中心、コストがかかる割に効果が表れない──。こうしたERP(統合基幹業務システム)の常識を一変する製品が登場している。投入しているのは欧州SAP、ワークスアプリケーションズといった大手IT企業だ。

 クラウドやビッグデータ、モバイル、インメモリーDBやNoSQL、機械学習など最新ITを駆使し、経営に直結するシステムの実現を狙う。先行ユーザーの動向とともに「新世代」ERPの実情に迫る。