作業効率アップを考えたとき、片手ですぐに使える(ワンアクション)状態にできる文具が有効です。代表的なのはノック式ボールペンです。

 キャップ式のものだと、左手でキャップを外して、ヘッド部分に差し込む、といったように、2つのアクションを経てからでないと書けません。また、キャップを失くしてしまう心配もあります。ほんの少しの効率アップかもしれませんが、仕事のリズム・流れも妨げにくい、と言えるでしょう。

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 近年では、ワンアクション文具が増えていますので、必要に応じて注目してみるといいでしょう。今回は、ノック式、スライド式、ポップアップ式のものを紹介します。気になったら、ぜひ使ってみてください。

蛍光・油性マーカーこそ、ノック式が便利

 ワンアクション文具のなかでも、特に実用性の高い商品がノック式蛍光・油性マーカーではないでしょうか。

 蛍光・油性マーカーは、キャップを失くしてしまうと、ペン先が乾いてすぐに使い物にならなくなります。従来のマーカーをよく使う人なら、キャップの開け閉めを煩わしく感じる人は、結構いるかと思います。  ところが、ノック式のマーカーを使えば、ノック式ボールペン同様、ヘッド部分をノックするだけで、瞬時にペン先の出し入れが可能です。ペン先が引っ込んでいるときの気密性が高いため、書き味がキャップ式のものに劣るということもありません。さらに軸径も従来品とほとんど変わらないため、筆箱やペンスタンドに入れてもかさばりません。

 まず、お薦めの蛍光マーカーは「ノック式ハンディラインS」(ぺんてる、メーカー希望小売価格は税別150円)です。資料やデータの色分け作業に便利です。インクが切れたときに交換できるカートリッジ式なので、経済的なのも特長です。

写真1 ノック式ボールペン感覚で使える「ノック式ハンディラインS」(全6色)、「マッキーノック 細字」(全5色)
写真1 ノック式ボールペン感覚で使える「ノック式ハンディラインS」(全6色)、「マッキーノック 細字」(全5色)
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 油性マーカーでお薦めなのが「マッキーノック 細字」(ゼブラ、メーカー希望小売価格は税別150円)です。こちらも胸ポケットなどに入れても邪魔にならない軸径13㎜の太さなので、展示会や倉庫など立ったままの状態で使うことが多い場合にも便利です。

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