資料やノート、手帳など、紙の情報を整理する際に、付箋や蛍光ペンを使うことはないでしょうか。IT担当者の場合、データの分析やチェックをするときなどに手元に置くという人も多いと思います。
ただし付箋や蛍光ペンは用途に合ったものでないと、十分に威力を発揮できないばかりか、ミスにつながりかねません。逆に用途に合ったものを選べば、便利に感じられて紙の情報整理が捗ること請け合いです。
今回は、紙の情報整理に威力を発揮する付箋と蛍光ペンを用途別に紹介します。気になったものがあれば、ぜひ使ってみてください。
検索性が大幅にアップするフィルム付箋
重要なページの検索性を高めるのに、付箋は最適です。ただし従来の付箋は、貼ると文字を隠してしまったり、1冊の本にたくさん貼ると雑草のようになったりして、かえって検索性が悪くなることがあります。また、ページのどの部分が大事なのかを示したい場合は、十分に対応しきれません。さらに付箋は紙でできているため、破れるなど耐久性の問題が発生することもあります。
これらの問題を解決するには、フィルム製の付箋を使うといいでしょう。たとえば、本や手帳に最適な付箋としてお薦めなのが「ココフセン BOOKMARKグレーS(クロケース)」(カンミ堂、メーカー希望小売価格518円)です。
この付箋は、42×6mmと極細であるため、書籍の重要なことが書いてある行をしっかり指し示せます(写真1上)。また、たくさん貼ってもゴチャゴチャしにくく、検索性を高められます。色が付いている部分が上から5mmと短く半透明で、それ以外は透明になっている点も特徴です。文字を隠してしまうことはなく、視認性が落ちにくいのです。付箋が入ったケースごと、本や手帳の表紙に貼れるのもポイント。携帯性に優れています。
資料や雑誌などの重要な部分をピンポイントで示したいのであれば、細型付箋とはまた別の特徴を持つ付箋が向いているかもしれません。こうしたケースでは、切り離して使う半透明のフィルム付箋「ココサス フィルム シャープ」(ビバリー、直販価格453円)がお薦めです。
使い方はちょっと変わっています(写真1下)。大事な部分に付箋の先端部分を貼って指先で押さえ、ミシン目から切り離します。残った部分は、普通の付箋と同様に書籍や資料の端に貼り、ブックマークとして使います。これによって、「該当ページ→大事な部分」の検索がスムーズにいくようになります。この付箋も半透明なため、重要な部分の情報を隠してしまわずに済み便利です。