革製品は、使い込むほど質感がよくなるのが魅力です。文具でも、ペンケースや名刺入れなど革製のものが数多くあります。見た目がお気に入りの革文具を見つけるのはもちろんよいことですが、さらに機能性も追及されているものを選ぶと、いっそう愛着を持てるようになると思います。
例えば、IT担当者の場合、質とスピードの両方を問われる仕事をしているため、仕事で素早いアクションにつながる革文具を試してみるとよいでしょう。便利なのはもちろん、仕事関係者の前で使うと好印象を与えることができるかもしれません。今回は、そんな効果が期待できそうな革文具を3点紹介します。
厚さ1ミリ未満の極薄名刺入れ
革製の名刺入れはよく見かけますが、かさばったり、名刺が取り出しにくかったりするものも少なくありません。これでは名刺交換のときにもたついてしまうこともあり、相手に悪い印象を与えてしまう恐れがあります。
これらの問題を解決したのが、「CARDRIDGE dünn」(ロンド工房、メーカー希望小売価格2484円)です(写真1)。厚さ約0.4~0.5ミリ、名刺の取り出しやすさを追求するためクロソイド曲線(緩和曲線の一種)を採用した革を使用しながらも、ドイツ語で「薄い」を意味する言葉「dünn」(デュン)が商品名に入っているだけあり、紙のような薄さと軽さを実現。光沢のあるしっとりとした国産革の質感、金色のロゴが高級感を醸し出しています。
名刺の収納可能枚数は3~5枚。日頃、多くの名刺を交換することがない人や、名刺入れを違和感なくスーツの内ポケットに入れておきたい人、サッとポケットから取り出したい人などに最適です。また極薄のため、予備の名刺入れとして手帳や財布に入れて持ち運べるのも便利です。