メモを取るのに欠かせないのが筆記具です。なかでも、ボールペンを使っている人は多いと思います。ただし、何となく選んだボールペンを使っている人も結構いるのではないでしょうか。近年は、インクの進化などによりボールペンの高機能化や高性能化が進んでいます。一方で粗悪品も存在するため、使用するボールペンによっては作業効率が落ちてしまうことがあります。

 そこで今回は、メモを取るのに役立つ「高機能ボールペン」を紹介します。作業効率アップやストレス軽減に役立つかもしれませんので、気に入ったものがあれば使ってみてください。

世界で12億本以上が売れた“こすると消える”ボールペン

 ボールペンには書き味の良さといったメリットがある一方で、“消せない”というデメリットもあります。手帳の筆記具としてボールペンを使いつつ、消せないという問題を修正テープなどで解消している人もいるでしょう。しかし、面倒臭さは否めません。「消せないのは嫌だ」という理由でシャープペンシルを使っている人もいるはずです。

 この問題を解決したのが、“こすると消える”ボールペン「フリクションボール」(パイロット)です。発売から10年目、世界で12億本以上が売れています。日本ではテレビCMが流れていますし、コンビニで本体だけでなく替え芯まで売られていることもあります。文具界に革命を起こした、といっても過言ではない画期的なボールペンです。

写真1●木製グリップが魅力の“消せる”多機能ボールペン「フリクションボール4 ウッド」
写真1●木製グリップが魅力の“消せる”多機能ボールペン「フリクションボール4 ウッド」
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 私の場合、手帳用として黒、青、赤、緑の4色が一本になった多機能ボールペン「フリクションボール4 ウッド」(アマゾンでの販売価格2038円)を使っています(写真1)。グリップ部分が木なので独特の木目や温もり、高級感が気に入っています。ちなみにメモの色分けは、「黒は普通」「青は重要」「赤は注意」「緑はプライベート」として、ひと目でメモの性質がわかるようにしています。

 既にフリクションボールの多機能ボールペンを使っている人のなかには、「インクが0.5mm径なので、細かい字が書きにくい」と思っている人もいるでしょう。このような人は、裏ワザとして0.38mm径の替え芯に入れ替えるとよいでしょう。問題なく使うことができます。

 フリクション・シリーズには、ボールペンのほかに蛍光ペンや色鉛筆などもあり、必要に応じて“消せる”メリットの幅を広げることができます。“書き味”より“消せるメリット”に魅力を感じる人にお勧めです。

 少々テーマから逸れた話ですが、フリクションボールは証書類や宛名書きなど、消えてはいけないものには使えないことを残念に思っている人はいないでしょうか。そんな人に使ってみてほしいのが「Tratto Cancellik(トラット キャンセリック)」(フィラ、通販業者は248円程度で販売していることが多い)です。このボールペンは、24時間以内なら消せますが、その後はインクが紙に定着して消えなくなるため、場合によっては証書類や宛名書きにも使えます。

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