新しいテクノロジーを駆使した「次世代ストレージ」が注目を集めている。記憶媒体としてハードディスク(HDD)よりも高速なフラッシュメモリーを採用して高いI/O性能を実現したフラッシュストレージや、汎用のPCサーバーをストレージ装置として利用するSDS(ソフトウエアデファインドストレージ)などである。
そこでITpro Activeでは、注目を集める次世代ストレージをテーマに、製品選択を支援するセミナーを2015年6月16日に東京で開催した。製品を紹介するベンダー講演は、東陽テクニカ、デル、日立製作所/シスコシステムズ、ヴイエムウェア、日本ヒューレット・パッカード、兼松エレクトロニクス、の全6セッション、特別講演ではプライベートクラウドにオールフラッシュストレージを採用した楽天が、その取り組みを披露した。以下、全講演の内容を紹介する。
[基調講演]IDC Japan
I/O性能と大容量化がストレージ市場をけん引、年平均1.8%で成長
[ベンダー講演1]東陽テクニカ
負荷テストでストレージの性能を検証、実環境を模倣した試験も可
[ベンダー講演2]デル
SSD/HDDハイブリッドに優位性、コンバージド製品も用意
[特別講演]楽天
オールフラッシュは容量単価で優位、2社の製品を順次導入
[ベンダー講演3]日立製作所/シスコシステムズ
ストレージ束ねる仮想化やデータ配置最適化をミッドレンジ製品にも
[ベンダー講演4]ヴイエムウェア
ハイパーバイザーに組み込んだ分散共有ストレージがSDCを実現
[ベンダー講演5]日本ヒューレット・パッカード
シンプロビジョニングの名付け親、320万IOPSでGB単価1.5ドル
[主催者講演]日経BP社
SSDはIOPS単価で優位に、書き込みを減らす技術で容量単価も低減へ
[ベンダー講演6]兼松エレクトロニクス
自社システムの更改でストレージ仮想化装置やDRサイトなどを採用
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この記事に関連する資料
日立製作所/シスコシステムズ
【解説】容量比25%のSSDでオールフラッシュ並みのパフォーマンスを出す技術
兼松エレクトロニクス
【解説】仮想化の不安要素を解消、期待通りの効果を確実に得るためのアプローチ