arcserve Japanの「Arcserve UDP 8200 Appliance」および「Arcserve UDP 8220 Appliance」は、データバックアップソフト「Arcserve Unified Data Protection」(以下、Arcserve UDP)をPCサーバーにプリインストールしたアプライアンス製品である。必要なソフトウエアやサーバー/ストレージなどを一体化して提供する。
データバックアップソフトのArcserve UDPは、OSを含めてシステムイメージ全体を丸ごとブロックレベルでバックアップする、イメージバックアップソフトである。バックアップ量とバックアップ時間を短縮する機能に注力している。例えば、バックアップ対象のサーバー側でデータの重複を排除する機能を備えるほか、直前のバックアップ時からの差分だけを転送する増分バックアップ機能を備える。
ソフトウエア版のArcserve UDPと、アプライアンスに含まれるArcserve UDPは、ライセンス体系が異なる。アプライアンスは、ハードウエアの性能に収まる範囲であれば、バックアップ対象サーバーの台数によらず一定の金額で利用できる。これに対してソフトウエア版は、サーバー台数やCPUソケット数に応じてライセンス費用がかかる。
Arcserve UDP 8200は12Tバイト、Arcserve UDP 8220は24Tバイトのバックアップ容量を持つ。24Tバイトを超える容量をバックアップしたい場合は、増設してスケールアウト構成で利用できる。いずれのモデルも、旧モデル(Arcserve UDP 7300およびArcserve UDP 7320)と比べてCPU、メモリー、SSD、RAIDコントローラーを新世代のものに刷新し、書き込み性能やジョブ実行性能を高めている。
アプライアンスが搭載しているOSは、Windows Server 2012 R2 Standard Editionである。CPUは、Xeon E5-2620 v4(2.1GHz、8コア16スレッド)、メモリーは32Gバイト、ストレージはSAS HDDをRAID5構成で使う(Arcserve UDP 8200は4Tバイト×4、Arcserve UDP 8220は8TB×4)。重複排除用に、SSD(Arcserve UDP 8200は240Gバイト、Arcserve UDP 8220は480Gバイト)も搭載している。
用途と機能 | データバックアップソフト「Arcserve Unified Data Protection」をPCサーバーにプリインストールしたアプライアンス製品。必要なソフトウエアやサーバー/ストレージなどを一体化して提供する |
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バックアップ ソフトの特徴 | OSを含めてシステムイメージ全体を丸ごとブロックレベルでバックアップする、イメージバックアップソフト。バックアップ量とバックアップ時間を短縮する機能に注力している。例えば、バックアップ対象のサーバー側でデータの重複を排除する機能を備えるほか、直前のバックアップ時からの差分だけを転送する増分バックアップ機能を備える |
ライセンスの特徴 | アプライアンスに含まれるArcserve UDPは、ハードウエアの性能に収まる範囲であれば、バックアップ対象サーバーの台数によらず一定の金額で利用できる |
バックアップ容量 | ■Arcserve UDP 8200は12Tバイト(4Tバイト×4のRAID5構成) ■Arcserve UDP 8220は24Tバイト(8Tバイト×4のRAID5構成) |
搭載OS | Windows Server 2012 R2 Standard Edition |
CPU | Xeon E5-2620 v4(2.1GHz、8コア16スレッド) |
メモリー | 32Gバイト |
重複排除用SSD | 重複排除用にSSD(Arcserve UDP 8200は240Gバイト、Arcserve UDP 8220は480Gバイト)を搭載している |
価格(税別) | 5年メンテナンス付で、Arcserve UDP 8200 Appliance(12TBモデル)が380万円、Arcserve UDP 8220 Appliance(24TBモデル)が680万円 |
発表日 | 2017年12月4日 |
受注開始日 | 2017年12月18日 |
出荷日 | 受注から30日程度の納期で順次出荷 |