日立システムズの「ハイパーコンバージド・ソリューション」は、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)アプライアンス製品である。PCサーバーは米Super Micro Computer製を採用、サーバー仮想化ソフトと分散ストレージソフトはVMware vSphereとVMware Virtual SAN(VSAN)を採用している。

VDI Windows10向け高性能モデルのシステム構成
VDI Windows10向け高性能モデルのシステム構成
(出所:日立システムズ)
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 ラインアップは、用途に応じて、VDI(デスクトップ仮想化)用途の「VDIモデル」と、汎用の仮想サーバー用途の「仮想サーバーモデル」がある。VDIモデルでは、VDIソフトとして米VMwareの「Horizon」を使う。それぞれのモデルごとに、規模に応じて「エントリーモデル」(1Uラックマウント型×2ノード構成)と「スタンダードモデル」(2Uラックマウント型×3ノード構成)がある。

 VDIモデルではさらに、スタンダードモデルの上位に位置するモデルとして、VDI向けに米NVIDIAのGPUである「NVIDIA Tesla M10」を搭載してグラフィックス処理能力を高めた「VDI Windows10向け高性能モデル」がある。デスクトップOSとしてグラフィックス処理リソースを消費するWindows 10を使うことを想定している。

 SIベンダーとして、HCIの導入支援サービスなども含めて提供できる。例えば、VDI Windows10向け高性能モデルの場合、VDI環境の構築サービス、VDI環境の運用サービス、Windows10への移行サービス、ヘルプデスク業務の代行など、クライアント環境に付帯するサービスを含めて提供可能である。

ハイパーコンバージド・ソリューションの概要
用途と機能HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)アプライアンス製品
システム構成PCサーバーは、米Super Micro Computer製
サーバー仮想化ソフトと分散ストレージソフトは、VMware vSphereとVMware Virtual SAN(VSAN)
VDIモデルでは、VDIソフトとしてVMware Horizon
ラインアップ用途と規模に応じて5種類を用意している。
「仮想サーバーエントリーモデル」
「仮想サーバースタンダードモデル」
「VDIエントリーモデル」
「VDIスタンダードモデル」
「VDI Windows 10向け高性能モデル」
VDIモデル3製品VDIエントリーモデルVDIスタンダードモデルVDI Windows 10向け
高性能モデル
規模30クライアント程度100クライアント程度128クライアント程度
用途(例)スモールスタート
ワークスタイル変革
部門単位導入
在宅勤務
テレワーク
PoC基盤
クライアントリプレース向けセキュリティ強化(強靭化)
一括導入
Windows 10リプレース
Office365ユーザー
音声会議/ビデオ会議
映像配信
CAD/CAEエンジニアユーザー
専門アプリケーションユーザー
マルチタスクユーザー
構成2ノード2ノード3ノード
価格(税別)498万円から1000万円から1800万円から
SIサービスHCIの導入支援サービスなども含めて提供できる。例えば、VDI Windows 10向け高性能モデルの場合、VDI環境の構築サービス、VDI環境の運用サービス、Windows 10への移行サービス、ヘルプデスク業務の代行など、クライアント環境に付帯するサービスを含めて提供可能
発表日2017年12月1日(VDI Windows 10向け高性能モデル)
提供開始日2017年12月1日(VDI Windows10向け高性能モデル)