富士通フロンテックの「FUJITSU RFID・センサーソリューション カウンターセンサースリム」は、小売業の店舗に向けて、スペースの限られた店頭カウンターでも邪魔にならないように薄型であることを追求したRFIDリーダーライター装置である。
本体の厚さは17.5ミリメートルで、従来機比で約70%削減した。薄型化により、多様な場所に設置できるようにした。薄型化は、従来機では別々だったリーダーライター部とアンテナ部を一体化したことと、制御部を小型化したことによって実現した。通信と給電はUSBケーブル経由なので、電源を配線する必要はない。
アンテナ構造と、RFIDタグとアンテナ間の通信制御を最適化したことによって、リーダーライターの上方にあるRFIDタグだけを一括で読み取れるようにした。リーダーライターの横に置いた近傍のタグを誤って読み取らないため、正確に運用できるとしている。
薄型で設置環境を問わないRFIDリーダーライターの需要は高いという。現在は、アパレル業界を中心に、棚卸作業の効率化などを目的に、RFIDの利用が拡大している。また、流通小売店舗においても、精算時のレジ待ちを解消するため、RFIDを活用した売上登録システムの導入が進んでいる。
FUJITSU RFID・センサーソリューション カウンターセンサースリムの概要
用途と機能 | 小売業の店舗に向けて、スペースの限られた店頭カウンターでも邪魔にならないように薄型であることを追求したRFIDリーダーライター装置 |
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薄型化の実現方法 | ■従来機では別々だったリーダーライター部とアンテナ部を一体化した ■制御部を小型化した |
読み取り方向 | リーダーライターの上方にあるRFIDタグだけを一括で読み取れる。リーダーライターの横に置いた近傍のタグを誤って読み取らずにすむ |
主な適用事例 | ■アパレル業界を中心とした棚卸作業の効率化 ■流通小売店舗における精算時のレジ待ちの解消 |
申請の必要性 | 送信出力が250ミリワット以下なので、申請の必要はない |
外形寸法 | 幅195×奥行き195×高さ17.5ミリメートル |
重さ | USBケーブルを含んで約520グラム |
価格 | オープン。1台当たり20万円前後を想定 |
発表日 | 2016年12月13日 |
出荷日 | 2017年1月 |